ベタを水槽に入れて2日後、水面にベタの泡巣ができていました。ベタは、オスが泡巣を作り、そこにメスが産卵して、オスが卵と稚魚の世話をするという習性があります。ベタのオスが泡巣を作ったということは、オスの繁殖の準備が整っているという1つの目安になります。体調がよくないと泡巣を作ることもないので、泡巣を作ったということはオスの体調がよいという証にもなりますね。
(ベタと泡巣)
ベタのこの性質は、お店でベタを選ぶときにも利用できます。ベタは小さなガラス瓶やプラケースに入って売られることが多いので、何となく元気がなさそうに見えることがあります。水面に泡巣を作っている個体は元気があるということなので、このような個体を選べばよいわけです。また、ベタの寿命は長くても2年程度と言われていますが、販売されている個体は生後1年程度経っている場合が多いです。したがって、購入してからの余命は1年程度と言うことになります。できるだけ長期間飼育したい場合は、なるべく小さい個体を選ぶようにしましょう。ベタは (魚類一般的にそうですが) 生涯成長し続けるので、大きくてヒレも伸びている個体は、そのぶん生まれてから時間が経っているからです。まとめると、ベタを選ぶ際には、小さくて泡巣を作っているような個体にするのがおすすめです。
我が家で泡巣を作ったということは、我が家の環境が気に入ったということでしょうか。そうだとしたら、私としてもうれしいですね。